会社が固定資産を購入した場合、その購入費用をすぐに経費にすることはできません。
購入費用は一旦資産に計上され、その後資産の種類に応じた耐用年数で減価償却費として各事業年度の経費に計上されることになります。
一方リース会社から機械設備などを長期にわたって賃借するリース契約のリース料は全額経費として処理することができます。
また、固定資産税や償却資産税が不要となります。
一見リースは税務上有利なように見えますが本当に有利なのでしょうか?リースのデメリットとしてはリース料金にはリース会社が納める固定資産税や保険料、金利などが含まれているため総支払額が購入に比べて高くなりことがあります。
中途解約ができず契約期間満了後はリース会社に物件を返却しなければならず、引き続きリース物件を利用するには再リース契約する必要があります。
現金で一括購入できる資金に余裕があり、且つ長期的に使用したい場合は購入するのが良いでしょう。
逆に短期的に新製品へと買い替えが必要な場合などはリース契約することにより安定した経費の算出ができると言えるでしょう。