従業員の予防接種　福利厚生を充実させてモチベーションアップ

福利厚生の充実は従業員にとってはとても嬉しい事であると言えます。
ですが会社にとってはその分費用となる為負担になります。
では、メリットとデメリットはどのようなものでしょうか。

福利厚生を導入する事によるメリット
・モチベーションアップ
・優秀な人材の確保
・節税効果
・社員の健康維持

福利厚生を導入する事によるデメリット
・費用がかかる

今回は予防接種について考えてみたいと思います。
まずは予防接種の会社負担が従業員への「経済的利益＝従業員への給与に当たる」かどうかというのは気になるところです。これについて国税庁では、「会社には従業員の健康管理に配慮する責任もある。」と認めた上で、「接種を希望する社員一律に費用負担するようなルールがあり、全額負担であっても予防接種として常識的な金額の範囲内であれば経済的利益には当たらない。」としています。一部の役員のみ費用を負担するなどの偏りがない限りは福利厚生費などとして処理することが可能ということです。
予防接種は医療費控除の対象外であることから、会社負担で予防接種を受けることができれば、従業員の負担が減り且つ会社側は従業員の健康管理ができるという両者にメリットを期待できます。